好き顔診断の各ページでは、9選やTOP5を作るたびに結果が積み上がっています。回数を重ねるほど上位の顔ぶれは固まっていくのか、それとも入れ替わり続けるのか。お笑い芸人やプロ野球選手を含む各ページの2026年10月30日20時時点の集計から、14日前の10月16日と上位10人を比べました。14日前の記録がある33ページのうち、10人の並びが一人も変わらなかったページが3つ、10人全員が変わったページが4つあります。同じ14日間で、ここまで結果が分かれたのはなぜでしょうか。
10人の並びが、14日間で一度も動かなかったページ
まず、変化の大きかったページと小さかったページを並べます。「動いた人数」は、いまの上位10人のうち14日前と順位が違う人の数です。「新しく入った人数」は、14日前は10位より下にいた人の数で、並びの入れ替わりと顔ぶれの入れ替わりは別物だと分かります。
14日前(2026年10月16日)と現在の上位10人の比較(2026年10月30日20時時点)
お笑い芸人・プロ野球選手・ザセカの3ページは、10人の並びがまったく動いていません。一方、オールジャンル(男性)・オールジャンル(女性)・K-POP ナムジャ・ハリウッド俳優の4ページは10人全員の順位が変わりました。オールジャンル(男性)では新しく入ったのは1人だけで、残る9人は同じ顔ぶれのまま順番だけが入れ替わっています。
ページの大きさだけでは説明できません。お笑い芸人は3万件を超える集計があり、14日前と比べても着実に増えていますが、順位は動いていません。逆にザセカは2,000件に満たない規模なのに、同じく動きませんでした。考えられる理由は二つあります。一つは、累計の件数が多いページでは新しい1件の重みが小さく、順位が動きにくいという説明です。もう一つは、この14日間に増えた件数そのものが少ない、という説明です。お笑い芸人は前者、ザセカは後者で説明できますが、片方だけでは3ページをまとめて説明できません。3ページに共通するのは、上位10人一人あたりの増加分が、順位の間の差に比べて小さいことです。データが支持しているのは、この組み合わせのようです。
ただし、ここで見ているのは上位10人だけです。11位以下ではもっと動いている可能性がありますし、14日間という区切りもこちらが選んだものです。別の期間で見れば、同じページでも違う結論になるかもしれません。
集計が2倍になっても、順位は動かないことがある
集計が増えれば順位は動く、と考えるのは自然です。しかし14日前と比べて集計が2倍前後になったジャニーズと日本俳優は、どちらも10人中2人しか順位が変わっていません。一方、特撮俳優は5割ほどの増加で7人、EBiDANは6倍で9人が動きました。伸び率と入れ替わりの大きさは、きれいには対応していません。
- お笑い芸人0人
- プロ野球選手0人
- ザセカ0人
- 日本俳優2人
- ジャニーズ2人
- 特撮俳優7人
- EBiDAN9人
- オールジャンル(男性)10人
- オールジャンル(女性)10人
- K-POP ナムジャ10人
14日前と比べて上位10人の順位が変わった人数(2026年10月30日20時時点)
理由として、二つの見方ができます。一つは、集計が大きく増えるページほど新しい結果の入り方がばらつき、順位が動きやすいという見方です。もう一つは、伸び率そのものではなく、上位10人の間で増え方の倍率がそろっているかどうかが効くという見方です。
ジャニーズでは、1位の山田涼介さんが1,151回から2,457回へ、10位の高橋恭平さんが444回から911回へと、どちらも約2倍になりました。日本俳優も、1位の吉沢亮さんが1,682回から3,282回へ、10位の道枝駿佑さんが857回から1,743回へと、やはり約2倍です。上位と下位が同じくらいの倍率で増えると、順位の間隔も同じように広がるため、並びは保たれます。
これに対してオールジャンル(男性)は、1位の高橋文哉さんが128回から352回へ約3倍なのに対し、9位に入った吉沢亮さんは26回から299回へ10倍以上になりました。増え方の倍率が人によって大きく違うから、順番が入れ替わると考えられます。データが支持しているのは、伸び率より増え方のそろい具合のほうのようです。
とはいえ、増え方の倍率は結果の合計から計算した推定で、誰がいつ遊んだかまでは分かりません。同じ人が何度も遊んだのか、新しい人が一度ずつ遊んだのかで、意味は変わります。この点は、このデータだけでは切り分けられません。
順位の変化の多くは、10位以内どうしの入れ替わり
順位が動いた人の多くは、もともと10位以内にいた人どうしの順番替わりです。外から新しく入ってきた人は、14日前の記録がある33ページの上位10人、330の枠のうち37人(1割強)にとどまります。ただし、新しく入った人は順位の上がり幅が大きく、表の例のように10位以内の外から一気に上がる形も見られます。
14日前は10位より下にいた人と、順位を下げた人の例。獲得数はすべて14日前より増えている
注目したいのは、順位を下げた人も獲得数を増やしていることです。EBiDANの吉田仁人さんは7位から10位へ下がりましたが、獲得数は14日前の4倍以上に増えました。韓国俳優のパク・ボゴムさんも1位から6位へ下がり、獲得数は3倍以上です。10位以内で、獲得数が14日前より減った人は一人もいません。順位が下がったのは、ほかの人の増え方が上回ったというだけです。
もう一つの見方として、1位に置かれる率の順は、選ばれた回数の順と一致しません。お笑い芸人では、選ばれた回数が71回のたかしさんが1位率25.4%で、11,080回選ばれた新山士彦さんの14.6%を上回っています。順位は「選ばれた回数」の順であって、「1位にされた回数」や「好みの強さ」の順ではありません。ただし、たかしさんは選ばれた回数が71回と少なく、1位率は振れやすい数字です。この比較は、順位と1位率が別の指標だという例として読むのが妥当です。
外から入ってくる人がいる理由も、二つ考えられます。一つは、ページに新しい遊ぶ人が加わり、これまでと違う名前を選ぶようになったという説明です。もう一つは、同じ遊ぶ人が別の人を試した結果という説明です。どちらもありえますが、このデータには遊んだ人の履歴がないため、分けられません。
また、14日前の順位が分かるのは、いま上位10人に入っている人だけです。11位以下にいた人が実際にどこまで動いたかは、この表からは追えません。
分かれ目は、増加分が上位の差を超えるかどうか
ここまでの例を、上位10人の間の差と、この14日間の増加分で整理します。隣り合う順位の獲得数の差を平均し、14日前からの増加の平均と並べました。右端の「増加÷差」が1を下回るなら、増加分だけでは順位を入れ替えられない計算になります。
上位10人の隣り合う順位の差の平均と、14日前からの獲得数の増加の平均。表示は四捨五入し、比率は四捨五入前の平均から計算
増加が差の0.8倍以下だった3ページは、いずれも10人中0人が動きました。平均で見れば、増加分が差を超えなければ、順位が入れ替わる余地は小さいからです。逆に、差の30倍を超える増加があったオールジャンル(男性)は、10人全員が動きました。増加分と差の関係は、順位が動くかどうかの目安になります。表には6ページだけを載せていますが、14日前の記録がある33ページ全体では、Bリーグ選手のように比が1.0でも2人動く例があり、比が1を超えたあとの動き方は一様ではありません。
ただし、増加分が差を超えれば必ず動くわけではありません。日本俳優は増加が差の6.4倍ありましたが、動いたのは2人でした。上位も下位も同じくらいの割合で増えたため、差も一緒に広がり、順番が保たれたと考えられます。増加分が大きいことと、増え方が人によって違うことは、別々に考える必要があります。
順位が動きやすいのは、二つの条件がそろったときだと考えられます。この14日間の増加分が、上位の差に対して十分大きいこと。そして、人によって増え方の倍率が違うことです。お笑い芸人のように上位10人が2〜3%ほどずつ増えるページでは、差が大きく開いたままで、順位は動きません。
この比はあくまで目安で、例外もあります。日本俳優の6.4倍は、比が大きくても順位が動かなかった例です。増加分が大きくても、増え方がそろっていれば順番は保たれます。期間を14日から1週間に変えれば比も変わり、順位の動き方も変わると考えられます。
集計の伸びは、新しいページと大きなページに偏っている
ページごとの伸び方も大きく違います。現在の集計のうち、この1週間で積み上がった割合を見ると、新しいページほど数字が大きく、昔からあるページほど小さくなります。
- アニメキャラ女子99.3%
- アニメキャラ男子99.2%
- EBiDAN77.9%
- 男性アイドル41.5%
- 日本俳優23.2%
- 特撮俳優5.8%
- お笑い芸人2.8%
- プロ野球選手1.8%
現在の集計のうち、この1週間で積み上がった割合(2026年10月30日20時時点)
アニメキャラ男子とアニメキャラ女子は、集計のほぼすべてがこの1週間のものです。14日前の記録がないため、今回の比較には入っていません。14日前と比べられないページは、この2ページを含めて全部で7つあります。全体の集計は約40万件で、その6割がこの2ページです。
ここから分かるのは、サイト全体の集計が増えても、それが「上位が固まった」ことを意味しないという点です。増えているのは、まだ14日分の歴史がないページの結果です。新しいページでは、最初の2週間で上位がどう動くかを測ること自体ができません。長く集計が続いているページでも伸び方はさまざまで、お笑い芸人やプロ野球選手のように伸びが小さいページは動きにくく、日本俳優やジャニーズのように伸びても増え方がそろっていれば動きにくい、という違いがあります。
解釈は二つに分かれます。一つは、新しいページには新しい遊ぶ人が集まり、これまでと違う名前を選ぶため、上位が定まりにくいという説明です。もう一つは、単に比較できるほどの履歴がないだけで、ページの性格とは関係ないという説明です。今回のデータだけではどちらとも言えませんが、比較できないページが多いという事実は、後者の可能性を示唆しますが、決め手にはなりません。新しいページの上位が固まっているかどうかは、まだ判断できないと考えられます。
ページがいつ公開されたかは、このデータに含まれていません。1週間の増加が集計の大部分を占めるという事実から、公開からの日数が短いと推測しているだけです。この点は、今後の集計で確かめる必要があります。
件数の少ないページでは、1件の重みが大きい
最後に、件数そのものの影響を見ます。プロレスラーは対象297人に対して結果が302件、韓国俳優は214人に364件です。1人あたり1〜2件しかなく、10位以内でもプロレスラーは39回、韓国俳優は95回までしかありません。この規模では、1回の診断で誰か1人が選ばれるだけで、順位が入れ替わることがあります。1件の重みが大きいため、順位が動きやすいと考えられます。
実際、韓国俳優とV系は10人中9人、プロレスラーは8人の順位が動きました。ただし例外もあります。イコノイジョイは823件で1人、Bリーグ選手は1,195件で2人しか動かず、件数が少ないだけでは説明できません。一方で、動いた人数が多い上位のページには、件数が数百件規模のページが目立ちます。件数の少なさは、順位が動く条件の一つにすぎないと考えられます。一方、お笑い芸人は566人に3万件を超える結果があり、1人あたりの件数が桁違いに多いため、多少の偏りでは順位はほとんど動きません。
ただし、件数が少ないからといって、そこでの選択がでたらめだとは言えません。少ない人数でも好みがはっきり分かれることはありますし、逆に件数が多くても偏りが生まれることはあります。データだけでは、好みの違いと偶然の揺れを完全には分けられません。件数の少ないページの順位は、傾向の目安として読むのが妥当です。
好きポイントの投票数も、ページによって大きく開きます。お笑い芸人は160票、アニメキャラ男子は6,724票です。項目ごとの好みを比べるときも、票数の少ないページは1票の重みが違うことを意識する必要があります。
ここまでの結果から、最初の問いに戻ります。集計が増えるほど上位が固まる、とは単純には言えません。固まるかどうかは、この14日間に積み上がった増加分が上位の差を超えるか、そして増え方が人によって違うかで、かなり説明できそうです。ページによる違いも、累計件数より「この14日間にどれだけ、誰に増えたか」に表れていました。ただし、これは上位10人・14日間という条件での話です。11位以下や別の期間では、違う姿が見えるかもしれません。
数字を読むときの注意
この集計は、遊んだ人がその場で選んだ結果の記録です。顔の良し悪しや、本人の評価を測ったものではありません。「順位が上がったから、その人の評価が上がった」と読むのではなく、「この14日間に、その人を選ぶ人が相対的に多かった」と読むのが正確です。順位は、遊んだ人の好みの縮図でしかないと考えられます。
9選とTOP5では、選ぶ人数が違います。同じページでも結果の作り方が混ざっているため、選ばれ率の水準をページ間で単純に比べることはできません。9人を選ぶ結果と5人を選ぶ結果が同じ1件として数えられている点にも、注意が必要です。
あとから名簿に追加された人は、集計に参加する期間が短く、選ばれる機会が少なくなります。このデータには追加日が含まれていないため、追加の遅さが順位に与えた影響は切り分けられません。数え方の詳細は数字の数え方にまとめています。
件数の少ないページでは、1件や2件の違いで順位が入れ替わります。そこでの順位を、そのまま好みの順位として受け取るのは避けたほうがよいでしょう。反対に、件数の多いページでも、14日間という短い区切りで見れば、わずかな増加が順位を変えることがあります。
順位が下がった人も、獲得数は減っていません。順位は相対的なもので、前より選ばれなくなったわけではありません。上位10人だけの比較で、11位以下は見ていません。期間を変えれば結果も変わります。順位そのものより、誰にどれだけ増えたかという内訳を見るほうが、このデータの性格に合っています。ランキングもあわせて見てください。
この記事について
データの出典:好き顔診断で作られた好き顔9選・TOP5の結果の集計です(記事中の数字は2026年10月30日20時・日本時間の時点)。何を数えているかは集計の仕組みと限界で説明しています。
編集方針:好き顔診断 編集部が集計を確認して書いています。数字は遊んだ人の好みで、人物の人気や評価を表すものではありません。未成年のメンバーは載せていません。誤りを見つけた場合はお問い合わせからお知らせください。
更新:記事中の数字は公開時点のままです。最新の集計はみんなの好き顔ランキングと各ページの「データで見る」の欄で更新しています。新しいコラムは毎週木曜日と日曜日に公開しています。